
取材・文:六畳川智人
slack内連載中「Osakan vanguard」でも触れられているが、関西(大阪)におけるインディーズ映画の需要と供給のバランス、つまり制作者と上映スペースというインフラはかなり整いつつある。しかしながら、ミニシアターと呼ばれる単館系作品上映館が、目先の商業主義にのみ捕われ、ミニシアターという存在が持って然るべき野心を忘れて久しい今日。ミニシアターだからこそ出来得る(成し得る)ニューウェーブ作家へのフォロー、バックアップという社会的義務にも似た動きは、一部を除いてほとんど見られないという現実は大阪においても何ら変わりはない。いやむしろ、東京の興行成績を道標に、自らの行く先を定めている(というより振り回されている)ような、大阪のミニシアターこそ、それぞれが独自のテイストを生み出し、また、維持し続けることは困難だと言える。
そんな現状において、特筆すべきなのが、大阪は梅田にある「planet studyo+1」という小さな小さな上映室(いわゆるミニシアターではない)の試みである。
その試みは「シネトライブ」という。 |